今回は、DEEPCOOL AK400のレビュー記事になります。以前まで使っていたCPUクーラーが故障してしまったので、Amazonで代替品を探していたところ、このAK400を見つけました。コストパフォーマンスが高く、十分にCPUの性能を引き出せる冷却性能がありましたので、今回はその魅力をレビューします。
この記事は、以下のような方におすすめです!
- AK400の冷却性能を確認したい方
- PCパーツに興味があり、新たな発見をしたい方
動作環境
動作環境は、以下の通りになります。
スペック
OS:Windows10
マザーボード:H370M BAZOOKA
CPU:i7-8700K
RAM:PATRIOT 32GB
GPU:1070ti
PCケース:約(40W×20D×40H)
私の環境では、PCケースとマザーボードの相性が良くうまく取り付けられましたので、うまく冷却できていると思います。
温度計測方法
温度計測には、Cinebench2024とHWiNFO64v7.68を使用しました。
AK400の性能検証は、ヒートシンクに対して付属のファンを、吸気側(以下、吸気取り付け)につけるか、排気側(以下、排気取り付け)につけるかの2パターンでそれぞれ検証しました。
また、私が以前使用していたCPUファンの温度も計測しましたが、ピンが欠けて正常にCPUの排熱ができていない環境であったため、みなさんの参考にはならないと思います。一応、私の備忘録として載せさせていただきます。
グリスはすべてふき取り、私が以前に使い残していたARCTIC MX-4 2019Editionを使いました。
温度
計測時の室温は15℃です。
温度 | 最小 | 最大 | 平均 | 換装前との差(最大値比較) |
換装前 | 28℃ | 91℃ | 77℃ | |
吸気取り付け(AK400) | 27℃ | 71℃ | 57℃ | -20℃ |
排気取り付け(AK400) | 24℃ | 65℃ | 54℃ | -26℃ |
結果は、上記の通りになります。
Amazonのレビューにある通り、しっかり冷却できています。
注意点
グリスで汚れる可能性
AK400を箱から出す際には、グリスで汚さないように注意してください。
AK400はCPUとの接地面にはグリスが塗られており、取り出す際に付着する可能性があります。私はこれに気が付かず、上記の画像のようにコードをグリスで汚してしまいました。
一応、AK400にはカバーがついていますが箱から取り出すときに取れてしまうことも考えられるので注意です。
PCケースの背面と干渉する可能性
このAK400は、マザーボードと固定するためのネジとそれを受け止める黒い金具がPCケースの背面と干渉する可能性があります。
私の環境では、背面が空いていてその周りも膨らんでいるのでうまく固定することができました。
この金具を固定して、マザーボードからの高さを測ってみたところ、私の環境では約6mmでした。
このため、私の環境のように背面に穴が空いていたり、膨らんでいたりしないとPCケースの背面と干渉する可能性があります。
PCケースによっては入らない
PCケースのサイズによっては、AK400を排気取り付けできない場合があります。
私の環境では、AK400を排気取り付けにできませんでした。
私のPCは、拡張性を意識していなかったためPCケースが小さいです。このため、これまでの増改築により排気取り付けだと前のSSDなどの記憶装置類の電源コードが邪魔をし、取り付けることができませんでした。
一応吸気取り付けでも最大71℃前後で、長時間CPU使用率100%を使用し続ける環境でもないのでこれでやっていこうと思います。夏までにはPCケースを購入したいですね。
もしAK400を購入しようか検討してるのであれば、一度公式ホームページからサイズを確認し、自分のPCケースに入るのか確かめることをお勧め致します。
まとめ
DEEPCOOL AK400 CPUクーラーは、コストパフォーマンスに優れ、CPUの冷却性能も高い商品です。元々使用していたCPUクーラーよりも安定した冷却性能を発揮し、ゲームやCinebenchなどの負荷がかかる状況でも満足のいく結果を得ることができました。