この記事は、私が実践している記事作成のポイントをまとめたものです。これからWEBライターを目指す方や、記事の書き方に迷っている方にとって、役立つ情報を提供できれば幸いです。
この記事は、以下のような方におすすめです!
- これからブログを始める方
- 記事の書き方がわからない方
- タイピングを学んだけど、これから何をしたら良いのか悩んでいる方
WEBライターになる魅力
世界に発信できる
WEBライターになると、多くのユーザーに自分のメッセージや情報を届けられます。
インターネットとは、世界中の情報機器をつなぎ合わせ、お互いに通信できるネットワークです。このネットワークに記事を投稿することで、インターネットに繋げられるユーザーがあなたの記事を読むことができます。
実生活では、自分のメッセージや情報を広く届けるのが難しい場合でも、インターネットを通じて多くのユーザーに見てもらえるのも、WEBライターとしての大きな魅力の一つです。
自身の創造性を発揮できる
WEBライターになると、自身が考えた感情やアイデアを記事にできます。
記事を通じて、自分の思いや考えを表現したいという気持ちを持つ方も多いと思います。自身の感情を表現することで、自分自身の思考を整理しつつ、その思いを多くのユーザーに届けられるでしょう。
また、独創的なアイデアは多くのユーザーの好奇心を掻き立てます。既存のアイデアでは得られなかった新しい視点が登場すると、その目新しさがユーザーの注目を集められるでしょう。
自分の感情やアイデアを表現するのが好きな方であれば、とても魅力的な記事を作成できるかと思います。
自由な働き方ができる
WEBライターになると、自由な働き方ができる可能性が高いです。
記事を作るには、PCを使って記事を作成し、記事をインターネット上のサーバーに保存して公開することで発信が可能です。このため、PCがインターネットと繋がれば、場所に囚われない働き方ができます。
また、フリーライターとして好きな時間に仕事ができるのも魅力です。うまくマネタイズができれば、家族との時間を大切にしながら働くことができます。
そもそも、タイピングが苦手で記事を作成できるか心配という方がいらっしゃるかもしれません。
タイピングスキルが向上すると、時間あたりの打てるキーが増えることで作業効率が上がり、短い時間でより多くのコンテンツを作成できるようになります。
タイピングについて学びたいという方向けに、コツを紹介していますので合わせて読んでいただければ幸いです。
SEO対策の重要性
SEO(Search Engine Optimization)とは、検索エンジンに記事を含むコンテンツを理解してもらい、そのコンテンツを評価・検索結果に表示してもらうための取り組みです。
この取り組み(以下、SEO対策)を行うことで、検索エンジンでの順位が上がりやすくなり、多くのユーザーに記事を見てもらえる可能性が高まります。このため、多くの人に見てもらう記事を作成するには、SEO対策が欠かせません。
このSEO対策には、サイトの高速化やHTTPS化などの技術的要件がありますが、記事の内容におけるSEO対策があります。
Google公式のGoogle検索セントラルから一部を引用して、見ていきましょう。
興味深く有益なサイトにする
検索結果での存在感を高めるには、魅力的で役立つコンテンツを作成することが、このガイドで説明している他のどの方法よりも有効であると考えられます。魅力的で、役に立つコンテンツといっても、その意味は人によって異なりますが、一般的には以下のような点で共通しています。
- 文章が読みやすく、よく整理されている: 文章をよく練り、わかりやすく自然な言葉を使い、誤字脱字や文法的な誤りをなくします。長い文章は段落や章などに分け、全体を見通せるように見出しを付けてください。
- コンテンツに独自性がある: 新規のコンテンツを作成する際は、たとえ一部であっても他人のコンテンツをコピーしないでください。ご自身の知識に基づいて、自分で作成してください。誰かが公開したコンテンツの焼き直しはしないでください。
- コンテンツが最新: 公開済みのコンテンツを確認し、必要なら更新し、的外れになったら削除します。
- コンテンツが有用で信頼性が高くユーザーを第一に考えている: 読者から役に立ち信頼できると思われるようなコンテンツを作ってください。たとえば、専門知識や豊富な経験を持つ情報発信者が書いた記事であれば、記事の専門性を理解してもらえます。
読んでみると、「文章をよく練り、わかりやすく自然な言葉を使い、誤字脱字や文法的な誤りをなくします。」と基本的なことから、自身が持つ知識から記事を作成してくださいなど、アドバイスを得られます。
その他のSEO対策について知りたい方は、Google検索セントラルを見ていただければと思います。
記事の方針を考える
はじめに、記事の方針を考えていきましょう。方針は、「トレンドから記事を書く方針」と「自分が書きたい記事を書く方針」の2パターンがあります。両者を比較したときの、メリット・デメリットを見ていきます。
トレンドから記事を書く方針
メリット | デメリット |
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トレンドから記事を書く方針は、短期間で多くのアクセス数を得られる可能性が高いです。
例えば、春が近づくと、桜を見ようと考える人が増えると思います。そこで、どこの観光スポットが良いのか、情報を得るために「桜 観光 おすすめ」などのキーワードが頻繁に検索されます。
こうしたキーワードに沿った記事を書くことで、短期間で多くのアクセス数を狙うことができるでしょう。
一方で、長期的な記事の価値が低くなる可能性があります。
扱うテーマによりますが、トレンドを追った記事は、時期を過ぎるとアクセス数が少なくなることが予想されます。例えば、スキーグッズを紹介した場合、今季取り上げたスキーグッズが来年には別のスキーグッズに取って代わり、記事のアクセス数が減ってしまうかもしれません。
このため、トレンド記事の長期的な価値を維持するのは難しいでしょう。
また、迅速な情報収集と投稿による労力が必要です。
トレンドに合った記事を書くためには、情報を速やかに収集し、迅速に投稿する必要があります。トレンドによっては、自分が知らない分野の記事を書くには、自分が知らないことは調べて書かなければなりません。そして、調べるだけではなくトレンドが廃れるまでに投稿する必要があります。
このようにトレンド記事は、迅速な情報収集と投稿が求められるので多くの労力が必要です。
自分が書きたい記事を書く方針
メリット | デメリット |
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自分が書きたい記事を書く方針だと、長期的な記事の価値が高くなる可能性があります。
自分が書きたいと思って書く記事は、これまでの経験や独自の視点があるので、記事に独自性を持たせやすいです。これにより、この記事をいくつも投稿することで、サイト全体が専門性を持ち、長期的に愛されるサイトになる可能性があります。
また、自身のモチベーションを保ちやすいです。
自分の好きなことや興味のあることを書いていくので、執筆自体が楽しく、モチベーションが維持しやすくなります。モチベーションを維持し記事を投稿していくことで、新規ユーザーの獲得チャンスが生まれ、サイトが活動的であることからリピーターの獲得も期待できます。
一方で、短期間では多くのアクセス数を得られない可能性が高いです。
自分が書きたい記事は時にニッチなテーマに偏ることがあり、その結果、短期間でのアクセス数が伸び悩むことがあります。テーマがマニアックだと、多くの人に興味を持ってもらえず、結果として一気にアクセス数を増やすのが難しいかもしれません。
このため、時間をかけて徐々にファンを増やし、長期的にアクセスを積み重ねていく必要があります。
私が記事を書く順序
①ざっくりと構成を考える
本格的に記事を書く前に、まず記事の構成を考えてから記事を書きます。
理由としては、構成が明確になることで、記事全体の方向性が定まりやすく、書きやすくなるからです。
私は構成を考えないでいきなり記事を書くと、余計な体験談や知識を書いてしまいがちで、書いていくうちに記事の方向性が分からなくなることがありました。
例として、掃除機の紹介記事を参考に、ざっくりと書きたいことをまとめた場合が以下のようになります。
- <h1>タイトル
- <h2>〇〇製掃除機とは?
- *公式ホームページのリンクを載せる
- <h2>〇〇製掃除機を使ってみた感想
- <h3>ケース1
- *□□の体験談を載せる
- <h3>ケース2
- *△△の体験談を載せる
- <h3>ケース1
- <h2>関連商品
- *他の商品記事リンクを載せる
- <h2>まとめ
このように、どの見出しでどのようなことを書くのかまとめたことで、途中で書きたいことが変わったり、方向性がブレて修正したりする手間を減らせるようになりました。
確かに、WEB記事は手書きよりも修正が簡単で、必要に応じてすぐに方向性を修正ができる柔軟性があるので、事前に構成を考える必要がないのではと思う方がいらっしゃると思います。
しかし、記事の途中で何度も方向転換を繰り返すと、前後の文章との整合性を保つために余計な修正が必要になる可能性があります。
このため、記事を書く目的を明確にするためにも、ざっくりとでも構成を考えておくことが重要です。
②タイトルを考える
タイトルは、キーワードを意識して決めていきます。
これまで、大体こんな感じの記事を書きたいというのが決まったはずです。趣味で記事を書いているという人であれば、自由にタイトルを付けても良いと思いますが、多くの人に記事を見てもらいたいと思うのであれば、検索ボリュームからキーワードを決めていくことが重要です。
検索ボリュームとは、特定のキーワードをどれくらいユーザーが検索したのかを表す指標のようなものです。
この検索ボリュームが大きいキーワードを使ったタイトルを使うことで、多くのユーザーが記事を読んでくれる可能性が高くなります。
ただし、検索ボリュームが大きいと競合も多いので注意です。競合が多いと、記事の掲載順位が上がりにくくなるため、別の方法で集客する必要があります。
さて、この検索ボリュームはどのようにして見るのでしょうか。
様々な検索ボリュームを表示するアプリケーションはありますが、私が利用しているのはキーワードコンソールの『SEOキーワードツール』というサービスを利用させていただいております。
このサービスは検索ボリュームはもちろん、特定のキーワード群を使った記事(競合数)がどれくらいあるのか無料で確認できます(2024/09/05現在)。
このサービスを使って、私はキーワードを2,3語で検索し、検索ボリュームが大きい順に調べ、最後にタイトル難易度が『Low』や『Middle』のものを選んで、メモ帳にリストアップして最適なタイトルを考えています。
詳しく使い方を知りたい方は、同じくキーワードコンソールの『「SEOキーワードツール」掲載記事のご紹介」』というページで、SEOキーワードツールの使い方が分かるリンク集があるので、そちらをご覧ください。
キーワードの乱用には注意!
先程までキーワードについてまとめましたが、乱用しないように注意が必要です。
Google検索セントラルのスパムに関するポリシーによると、Google 検索結果のランキングを操作する目的で、ウェブページにキーワードや数字を詰め込むことはポリシー違反となり、具体的な例として同じ単語や語句を不自然なほど繰り返すことなどが挙げられるようですa)。
そのため、タイトルを含む記事全体でキーワードの乱用を控え、自然な形で組み込み、質の高い記事を作成することが求められます。
③中身を書いていく
私が記事を書く際には、簡潔に文章をまとめることとユーザーが理解しやすいように書いています。
私は、何かを説明するときや自分の考えたことを説得するために、簡易的ですが論理的な流れを意識して記事を書いています。理由としては、まとまった文章が書きやすく、ユーザーが抱くかもしれない疑問点にも対応できるからです。
例として、先程の見出し『ざっくりと構成を考える』の文章で見てみると、
- 主張
- 本格的に記事を書く前に、まず記事の構成を考えてから記事を書きます。
- 理由の提示
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理由としては、構成が明確になることで、記事全体の方向性が定まりやすく、書きやすくなるからです。例として、掃除機の紹介記事を参考に、(以下、略)。このように、どの見出しでどのようなことを書くのかまとめたことで、途中で書きたいことが変わったり、方向性がブレて修正したりする手間を減らせるようになりました。
-
- 反論の考慮
- 確かに、WEB記事は手書きよりも修正が簡単で、必要に応じてすぐに方向性を修正ができる柔軟性があるので、事前に構成を考える必要がないのではと思う方もいらっしゃると思います。
- 反論に対する再反論
- しかし、記事の途中で何度も方向転換を繰り返すと、前後の文章との整合性を保つために余計な修正が必要になる可能性があります。
- 結論
- このため、記事を書く目的を明確にするためにも、ざっくりとでも構成を考えておくことが重要です。
このように、自分が言いたいことがブレず、反論と再反論を取り入れることで、一部のユーザーが抱くかもしれない疑問点に対応できます。
このやり方は、頻繁に使用するとくどいので、ここぞという場合にとどめたほうが良いでしょう。
また、私は記事を書く際に、どのユーザーでも知識を得られるように意識しています
理由としては、幅広いユーザーが理解しやすい記事にすることで、多くの方に「見てよかった」と感じていただける可能性が高まるからです。
人々は生きてく上で、それぞれ異なる道を歩んでおり、知識にも差があります。このことを考慮しないと、単調な記事になり、多くのユーザーをカバーできずに、記事の離脱につながったり、知らない単語を調べながら読んだりすることになり、大変な思いをさせてしまうかもしれません。
このため私の記事では、本格的に記事の内容を説明する前に前提知識を学べるようにして、その後に発展的なコラムを設けています。
このようにすることで、知識に差があっても、多くのユーザーに喜んでいただけるのではないかと考えています。
④文章の修正をする
記事を書き終えたら、少し時間をおいてから修正をしています。
私は、文章を書き終えたらすぐに文章全体の修正を行わず、1日ぐらい空けてから文章全体の修正を行います。理由としては、主観的な視点で書いていた文章を客観的に文章を見直すことができるからです。
文章を書いているときは夢中になって文章を書いているため主観的な視点が抜けず、文章全体で見たときの意図と異なる書き方や表現をしている可能性があります。
このため、時間を空けることで頭がリフレッシュされ、これまで気づかなかったミスを発見できます。
本のご紹介
私は記事の構成を考えるのは得意なのですが、文章を書くのが苦手です。
小学生の頃、毎週末に日記を書く宿題がありましたが、いつも泣きながら書いていた記憶があります。それ以来、日記を書くことは無くなりましたが、「自分には文章力が足りない」と感じ続けていました。
そのため、いざ記事を書こうと思っても、文章が乱雑になりがちで、友達に添削してもらうことが多かったです。しかし、ブログを始めたことをきっかけに、文章の書き方を一から学びたいと考えました。
そんな時に出会ったのが、『新しい文章力の教科書』という本です。
この本では、文章を書くためのコツやポイントについて、基礎から丁寧に教えてくれます。とても勉強になり、文章力を鍛える良いきっかけとなりました。
文章力を高めたいと思っている方は、ぜひこの本を参考にしてみてください。
まとめ
- WEBライターになる魅力
- インターネットを通じて、多くのユーザーに記事を見てもらえる
- 自分の思いや考えを多くのユーザーに届けられる
- PCがインターネットと繋がれば、場所や時間に囚われない働き方ができる
- SEO対策の重要性
- SEO対策を行うことで、検索エンジンでの順位が上がり、多くのユーザーに記事を見てもらえる可能性が高まる。
- 記事の方針を考える
- トレンドから記事を書く方針
- メリット:短期間で多くのアクセス数を得られる可能性が高い
- デメリット:長期的な記事の価値が低くなる可能性がある、迅速な情報収集と投稿による労力が必要
- 自分が書きたい記事を書く方針
- メリット:長期的な記事の価値が高くなる可能性がある点、モチベーションを保ちやすい
- デメリット:短期間で多くのアクセス数を得られない可能性が高い
- トレンドから記事を書く方針
- 私が記事を書く順序
- ①ざっくりと構成を考える:記事の構成を考えてから記事を書く
- ②タイトルを考える:検索ボリュームを意識したキーワードを考える
- ③中身を書いていく:簡潔に文章をまとめ、ユーザーが理解しやすいように書く
- ④文章の修正をする:日にちを空けて、一度書いた文章を客観的に見直す